LIFE SELECTION

渡邊雄太 ~傷だらけの挑戦者~

渡邊雄太 ~傷だらけの挑戦者~

”正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする”
この男の生き方、半端ない。
プロバスケットボールプレーヤー渡邊雄太30歳。去年4月、世界最高峰NBAでプレーする権利を自ら破棄し、日本のBリーグ参戦を発表した。アスリートとしての絶頂期に、彼はなぜ帰国を決断したのか?「このままやったら一生バスケットができなくなるかもしれない…」知られざる精神面の異変。シーズン開幕からの度重なるケガ。そして、日本代表のチームメート・八村塁の協会批判に揺れるバスケ界への想い。自らの道をもがきながら切り開いていく男の生き様とは…。

監督:久米和也 ©TBS

Trailer予告動画

監督:久米和也

Comment

「渡邊雄太は都落ちしたのか?」NBAからBリーグに主戦場を移したことについて、そう思う人もいるかもしれない。今回語られる本人の言葉や行動から、その答えを考えてほしい。本作品の見どころは、世界トップアスリートである渡邊選手が困難を乗り越えていく精神面の”強さ”だけでなく、カメラの前で苦悩を赤裸々に告白し、また、苛立ちを見せるといった”弱さ”の部分まで描いているところだ。
私が彼にはじめてに会ったのは2018年、まだNBA選手となる前、23歳の時だった。インタビューすると、返ってくるのは芯の通った答えばかり。しっかりと自分の信念を持った好青年にとても魅力を感じた。その後、NBAプレーヤーとなり「日本人には不可能」と言われた世界最高峰の舞台で、数えきれないほど多くの障壁を乗り越え、6年ものあいだ戦い続けてきた。そんな男が一年前に下した決断、そして始まった新たな挑戦の日々。
葛藤を抱えながらも前に進もうとする姿は、観る人を励まし、奮い立たせてくれるはずである。

Profile

1979年1月28日生まれ。徳島県出身。 漫画「SLAM DUNK」の影響を受け、中学生でバスケットボールを始める。
2001年入社後、スポーツドキュメンタリー「ZONE」を担当。日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太のアメリカ挑戦に密着した作品で2003年ディレクターデビュー。そのほか「SASUKE」「世界陸上」「INOKI BOM-BA-YE】などのスポーツコンテンツに携わる。オリンピックは「2004アテネ大会」「2008北京大会」「2010バンクーバー大会(冬季)」「2012ロンドン大会」「2016リオデジャネイロ大会」「2021東京大会」「2024パリ大会」、パラリンピックは「2016リオデジャネイロ大会」「2018平昌大会(冬季)」「2021東京大会」「2022北京大会(冬季)」と、合計11度の現場取材を務めた。
また「報道の日2022」「東日本大震災13年 Nスタ つなぐ、つながるSP “いのち”」プロデューサー。
BS-TBSで毎月第3日曜放送中のSDGsをテーマにした番組「Style2030 賢者が映す未来」プロデューサーなど、様々なジャンルで日々研鑽を積んでいる。

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