”謎の4世紀”…1600年前、巨大蛇行剣はなぜつくられたのか。2022年、奈良市の富雄丸山古墳で2メートル37センチに及ぶ巨大蛇行剣が見つかった。同時に発見された鼉龍文盾形銅鏡とともに"国宝級の発見”とも言われ、約1600年前の”謎の4世紀”に製造されたとみられている。日本で古代国家が形成された時期にも関わらず、文書などが残っておらず、分かっていないことが多い”謎の4世紀”。この時代に一体何があったのか。巨大蛇行剣は、なぜ、そして、どうやってつくられたのか…。
監督:山﨑直史 ©TBS
”謎の4世紀”…1600年前、巨大蛇行剣はなぜつくられたのか。2022年、奈良市の富雄丸山古墳で2メートル37センチに及ぶ巨大蛇行剣が見つかった。同時に発見された鼉龍文盾形銅鏡とともに"国宝級の発見”とも言われ、約1600年前の”謎の4世紀”に製造されたとみられている。日本で古代国家が形成された時期にも関わらず、文書などが残っておらず、分かっていないことが多い”謎の4世紀”。この時代に一体何があったのか。巨大蛇行剣は、なぜ、そして、どうやってつくられたのか…。
監督:山﨑直史 ©TBS
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監督:山﨑直史
Comment
子どもの頃から歴史・考古学が好きで、TBSテレビ入社後も「いつか歴史・考古学に関する企画を…」と胸に秘めてきました。
そんな中、入社18年目に遭遇した、富雄丸山古墳での巨大蛇行剣と鼉龍文盾形銅鏡の発見の一報。
奈良県立橿原考古学研究所や奈良市のご厚意で、1年以上に及ぶ独占密着取材が許可され、『報道特集』での2回にわたる放送は多くの好評の声をいただくことができました。
当映画は、「巨大蛇行剣という前代未聞の出土品の保存処理過程を記録した文化的にも貴重な映像を後世に遺したい」という思いから始まりました。『報道特集』で泣く泣くカットした未公開映像に加え、多くの考古学者らへ追加取材をおこない、精緻な保存処理の様子を描くだけでなく、巨大蛇行剣がつくられた意味や”謎の4世紀”の姿に迫るものになりました。
私たちの祖先は、古代国家の形成期となった、約1600年前の”謎の4世紀”になぜ巨大蛇行剣をつくったのか…。
そういったロマンに思いを馳せるとともに、歴史の謎に迫ろうとする研究者のみなさんの真摯な姿からも何かを感じていただければと思っています。
Profile
1979年、横浜市出身。2004年TBSテレビ入社。報道局社会部で警視庁捜査一課や東京地検特捜部などを担当、長年事件取材をおこなったほか、東日本大震災など災害現場取材も多数経験。『Nスタ』や『news23』などの報道番組で編集長・デスクとして日々のニュースに向き合うとともに、「特命取材班マルトク」や「コールドケース~未解決事件を追う~」などのキャンペーン報道も展開。
TBS/JNN衆院選開票特番『選挙の日2021』でチーフプロデューサーを務めるなど、多くの報道特別番組を制作した。
2022年から『報道特集』ディレクター。幼少期から好きだった、歴史や考古学に関する企画を取材・制作。
明治時代に磐梯山の噴火で湖底に水没した会津地方の宿場町などを調査する水中考古学者らや、 当映画の題材となった、奈良市・富雄丸山古墳で発見された巨大蛇行剣などを継続取材した。
一連の動画はYouTubeで累計で約1000万回再生となっている(2024年12月現在)。現在は報道局外信部所属。