4/4 札幌イベントレポート
ついに開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭2026』!
4/4にて実施した映画祭札幌会場の舞台挨拶イベントの様子をお届けいたします!
『矛盾に抱かれて 音楽 建築 哲学 悲哀 循環』舞台挨拶
劇場にフルートのピアノの美しい音色が響き渡り、静寂が訪れたあと、拍手が巻き起こった。明転すると、笑顔の人、涙を流している人、黙考している人、観客ひとりひとり様々な表情を浮かべているのがわかる。満席のなか舞台挨拶にたったのは時崎愛悠監督と出演した左手のフルート奏者・畠中秀幸さん、ピアニストの小川紗綾佳さん。
時崎監督は「取材をはじめたのはちょうど1年前の4月1日。ずっと追いかけてきて、畠中さんの哲学がようやくわかったと思えたのは去年11月」と正直な気持ちをコメント。そんな監督の言葉に畠中さんは「僕のことをよく理解して映画にしてくれたと思います。ただ映画は時崎さんが僕をどう解釈したかで、お互いの考えの違いはあって当たり前。取材していく過程でも違いを認め合い、対話してつくっていたと思う」と返した。
映画のメイン曲『雪の翼』を作曲した小川さんは「冒頭から涙が出ました」と感動が冷めやらない様子で、「生きられてなかった命も、これから生まれてくる命も、大切にできる世の中にしていきたい」と曲に込めたメッセージを観客に伝えた。
舞台挨拶では生演奏も行われた。『雪の翼』の前半と、『カッチーニ』が演奏された。
1音1音が心の奥まで届くような畠中さんのフルート、その音によりそうような優しい小川さんのピアニカ。映画館がコンサートホールに一瞬で変わった。
最後に時崎監督は「みなさんも日々の暮らしの中でつらいこと、うまくいかないことがあると思います。そんなとき畠中さんのフルートを思い浮かべてもらい、糧にしてもらえたら嬉しいです」と語り、舞台挨拶を締め括った。




