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4/5 福岡・1週目イベントレポート

ついに開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭2026』!
4/5にて実施した映画祭福岡会場1週目の舞台挨拶イベントの様子をお届けいたします!


『共に、世界一へ デフサッカー日本代表の軌跡』舞台挨拶
本作の舞台挨拶が行われ、鴻上佳彦監督とデフサッカー男子代表キャプテン松元卓巳選手が登壇しました。


松元選手は壇上で東京デフリンピック2025の銀メダルを披露すると、高校2年生で代表になって以来の思いを、「デフサッカーを通して自分の居場所や仲間を見つけることができ、親や家族への感謝を伝えるためにも大好きなサッカーで『世界一』を獲ることが最前線でプレーし続ける原動力だった」と語り、「まだ気持ちの整理はついていない」と手話を交えて語り、涙で言葉を詰まらせる場面も見せた。「もう銀はいらない、ここにいる皆さんと一緒に金を獲ります」と力強く結ぶと満席の客席では手話による拍手が巻き起こった。


それを受けた鴻上監督「松元選手を追い続けているのは、素晴らしい笑顔と何よりチームを引っ張っていける言葉を持っている人だから、その言葉を他の人にも伝えたくて追いかけている。今もまたそんな場面に立ち会えました。銀メダルは事実としては悔しいことではあるが、映画として考えたら最高の展開。次に金を獲るストーリーが見える」と笑顔で締めた。



『野島伸司 いぬ派だけど ねこを飼う』舞台挨拶
一年ぶりにキノシネマ天神に立った津村有紀監督と同じく昨年、『巣鴨日記 あるBC級戦犯の生涯』監督として同劇場に登壇した盟友大村由紀子さんが二人揃って舞台挨拶に登場した。


大村さん「(映画を見て)津村監督の野島伸司さんへの愛と尊敬を感じた。ある意味ラブレターのような一本」と評すると、津村監督「もちろん尊敬している。野島さんとはこの映画にあるように居酒屋で会うことがほとんどだが、そんな飲みの場で話していただくいい話をぜひ他の人にも聞いてもらいたいなと思ってカメラを回した」と気恥ずかしそうに答えていた。

続けて大村監督「この映画をきっかけに野島さん脚本であるドラマ『家なき子』を久しぶりに見返した。ストーリーは戯曲的だが、冬至の金満主義の風潮に対し貧困に苦しむ主人公を描くことでドキュメンタリックなリアルな視点を作品世界に忍び込ませることに成功している。冷静に時代を見抜いていたんだなと思わされた。他の作品でも家庭内性暴力などドキュメンタリー映画より20年も早く作品の中で描いていて、フィクションだからこその問題提起、社会の描き方があることを思い知らされた」と語り、フィクションの名手をノンフィクションとして記録するというこの作品ならではのアフタートークとなった。






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