受忍の国 報道1930劇場版

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受忍の国

終わらぬ戦争。私たちは、いつまで我慢を強いられるのか。 ノーベル平和賞を受賞した日本被団協。栄えある受賞スピーチで田中熙巳氏がまず触れたのは、「戦争の被害は国民みな等しく耐え忍ぶべし」として、戦後、民間人被害者への国の責任と償いを放棄し、我慢を求めてきた「受忍論」への批判だった。被爆者や空襲被害者の声、日独比較、石破総理ら歴代政権の壁を通して、戦後80年を経てもこの国に漂うその正体に迫る。第62回ギャラクシー賞奨励賞を受賞した作品 (BS-TBS 『報道1930』放送) に追加取材を交え、今も続く「受忍論」 の姿を描き出す。

監督:石川瑞紀 ©TBS

Trailer予告動画

監督:渡部将伍

Comment

我慢強さは日本人の美徳とも言われますが、その我慢強さに日本の政治は胡坐をかいていないだろうか。そんな思いを震災や福島の原発事故などで被害を受けた人たちを見て感じてきました。旧ジャニーズや女性への性加害問題を番組で取材、特集したときもそう。被害を受けた側が、なぜこんなにも沈黙し耐え忍ぶことを“強要”されるのだろうかと。
そんなモヤモヤを抱える中、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の田中煕巳さんが、2024年12月に授賞式で行った「受忍論」を批判するスピーチに驚いて、今回の取材はスタートしました。
1年間、この受忍をテーマに取材を続ける中で、松原キャスターが強くこだわったのが、「国民みな等しく耐え忍ぶべし」という「受忍論」が戦後の日本の何を映しているのかということ。つまり「日本人論」です。もともと行政や司法に押し付けられ、強いられてきたはずの「受忍論」を、もしかしたら私たち自ら受け入れてきたのではないのか。だとすればなぜなのか。
そして85歳の女性をいまだ毎週国会の前に立たせる日本の「戦後」とは一体何だろうかと。一緒に答えを探す旅をぜひ体験してください。

Profile

1973年生まれ。北九州市出身。東京造形大学卒。2004年現TBSスパークル入社。
ニュース専門チャンネルの編集長やドキュメンタリー番組の制作、経済番組のディレクターなどを経て、ここ10年ほどはBS-TBSの報道番組を主戦場にしている。現在「報道1930」チーフディレクター。
旧統一教会報道で第60回ギャラクシー賞優秀賞、イスラエル・パレスチナ取材で第61回ギャラクシー賞奨励賞、東京大空襲の3月10日に放送した今作のテレビ版で第62回ギャラクシー賞奨励賞などに携わる。
学生時代からアメリカの作家カート・ヴォネガット・ジュニアの小説を愛読。小説のモチーフになっている米軍将校のカーティス・ルメイと彼が指揮した日本への空襲をいつかきちんと描いてみたいと思っていた。

Staffスタッフ

監督:石川瑞紀
取材:松原耕二 語り:篠原梨菜
撮影:有田毅 編集:村田良介
ディレクター:川村麻衣子 川本靖子
チーフプロデューサー:貞包史明
[2026年/68分 ©TBS]