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5/22(金)より「TBS レトロスペクティブ映画祭 石井ふく子特集」開催決定!

TBSに収蔵されている貴重な作品をデジタル修復し、スクリーンで蘇らせる「TBSレトロスペクティブ映画祭」。昨年開催された第2回・実相寺昭雄特集では、その色あせない映像表現が大きな反響を呼び、5/22(金)より今年、第3回の開催が決定しました!

第3回目は、「石井ふく子特集」。
日本で「ホームドラマ」というジャンルを確立した偉大な功績のみならず、今年9月で100歳、今なお現役として走り続ける世界最高齢のプロデューサー・演出家。
そんな彼女が盟友・橋田壽賀子や、森光子、南田洋子、池内淳子、大空眞弓、長山藍子ら昭和を彩った名女優たちと手掛けた、その原点ともいえる『東芝日曜劇場』の名作8作品を、60年の時を経てスクリーンに蘇らせる。そして彼女の現在・過去・未来に迫った、佐井大紀監督の撮りおろしドキュメンタリー作品も上映。

【開催概要】

第3回TBSレトロスペクティブ映画祭
「石井ふく子特集」




<予告編>



< 開 催 日 程 >
東京 会場:Morc阿佐ヶ谷
日程:5月22日(金)〜6月11日(木)

大阪 会場:シネ・ヌーヴォ
日程:6月27日(土)〜7月10日(金)

京都 会場:アップリンク京都
日程:7月17日(金)〜7月30日(木)

名古屋 会場:シネマスコーレ
日程:7月後半予定

福岡 会場:KBCシネマ
日程:7月後半予定


さらに、プロデューサーの佐井大紀からコメントも!

【TBSレトロスペクティブ映画祭 プロデュース 佐井大紀】
「テレビ」の在り方が様々な角度から問われている今こそ、その黎明期に息づいていた“ものづくりへの熱量”を振り返ることに、大きな意味があるはずだ。
TBSでは開局当初から、メディア論を問うような名作が数多く制作されてきた。しかしそれらの多くは、放送後そのまま破棄されるか、よくても倉庫に塩漬けにされるか。そこで私は、独断と偏見で作品を掘り出しデジタル修復して再発表する「TBSレトロスペクティブ映画祭」を企画した。
第3回目は、石井ふく子特集。まもなく100歳、世界最高齢の現役プロデューサーである彼女にも、熱き新人時代があった。「電気紙芝居」と揶揄され映画に比べはるかに地位の低かったテレビいう場で、「ホームドラマ」というジャンルをお茶の間に定着させたホームドラマの母の“原点”ともいえる作品群を、令和のいま改めてスクリーンで堪能して欲しい。


< 上映作品ラインナップ >
★『日曜劇場』 
1956年以降、毎週日曜よる9時からTBS系列で放送されている、日本で最も長い歴史を持つドラマ番組枠。1958年、石井は日本電建の社員でありながら、この枠の2代目プロデューサーを引き受ける。


■「時間ですよ」(デジタル修復版) (1965年7月4日放送)
後に久世光彦×向田邦子コンビでシリーズ化された名作の元祖単発ドラマ
銭湯「泉湯」の女主人(森光子)は大の働き者だが、その夫(中村勘三郎)は女癖が悪くいつも遊んでいた。ある日近所の未亡人が妊娠、しかもその相手が女主人の夫だという噂が立ち…。「ただの水で稼ごうなんて、水商売もいいとこだわ」など橋田セリフの切れ味は素晴らしく、女性の働き方や生活保護問題など、すでに令和の社会問題を扱っている。森光子は石井の母と交流があった。
脚本:橋田壽賀子 出演:中村勘三郎 森光子



■「愛と死をみつめて(前篇)」(デジタル修復版) (1964年4月12日放送) 
脚本、橋田壽賀子。石井×橋田コンビの原点とも呼べる伝説的作品
十代で難病を患ったみち子(大空眞弓)と、遠距離でもひたむきに彼女を愛する大学生・実(山本学)の悲恋。「手術で顔の半分を切除するくらいなら死にたい」と言うみち子に、実は無償の愛を捧げて手術を決意させる。橋田が書いた台本は電話帳くらい分厚かったが、「カットしたくない」と言う橋田の想いを受け、石井は「東芝日曜劇場」において初の前後編を決意した。
原作:大島みち子 脚本:橋田壽賀子 出演:大空眞弓 山本学  



■「愛と死をみつめて(後篇)」(デジタル修復版) (1964年4月19日放送) 
脚本、橋田壽賀子。石井×橋田コンビの原点とも呼べる伝説的作品
手術を経て一命を取り留めたみち子(大空眞弓)。しかし、さらなる苦難が若い二人を待ち受けていた…。ほぼ病室だけで展開される密室劇だが、セリフは力強く、カメラワークも流麗で圧巻。手紙を読み上げるラストシーン、本来は台本に沿って暗転するところを、監督は現場の直感で大空眞弓の表情を撮り続けた。親の愛、恋人の愛、本人の望み…全てが切ない普遍的な愛の物語。
原作:大島みち子 脚本:橋田壽賀子 出演:大空眞弓 山本学



■「みれん」(デジタル修復版) (1963年6月30日放送) 
原作、瀬戸内寂聴。仲代達矢出演で映画化もされた名作
ともこ(渡辺美佐子)は小杉(下元勉)と8年間も不倫していたが、かつてともこを当時の夫から奪った年下の男・涼太(小池朝雄)ともいまだに関係していた。嫉妬深い二人の男の狭間で揺れる女心を描く、瀬戸内寂聴の初期作。激しい情念の世界で「女の生き様」というテーマが息づいている。
原作:瀬戸内晴美 脚本:田井洋子  出演:渡辺美佐子 下元勉 小池朝雄



■「廃市」(デジタル修復版) (1965年6月27日放送) 
大林宣彦も映画化した名作のドラマ版
舞台は九州の柳川、人々は死んだような町で死んだように生きていた。郁代(南田洋子)は夫・直之(仲谷昇)が妹の安子(大空眞弓)に想いを寄せているという噂に傷つき、家を出て寺にこもってしまう。閉塞感の中で渦巻く男女の激情とは裏腹に、川辺のロケシーンはまるでルノワールの絵画のようにどこまでも美しい。
原作:福永武彦 脚本:田井洋子 出演:大空眞弓 南田洋子 仲谷昇



■「秋津温泉」(デジタル修復版) (1967年7月2日放送)
吉田喜重も映画化した名作のドラマ版
ある日、数年ぶりに秋津温泉を訪ねた貧しい作家の周作(児玉清)。若女将の新子(大空眞弓)は待ち焦がれた再会に胸を躍らせるが、周作はすでに妻子ある身だった。そこに周作がかつて憧れた未亡人の女や、新子の縁談の相手まで絡み、複雑な大人の恋模様が展開される。演出は、後に「岸辺のアルバム」や「ふぞろいの林檎たち」を手掛ける鴨下信一。
原作:藤原審爾 脚本:八住利雄 演出:鴨下信一 出演:大空眞弓 児玉清 



■「女と味噌汁」(デジタル修復版) (1965年6月20日放送) 
脚本、平岩弓枝。食を通してシスターフッドを描く傑作、第1弾
新宿の芸者・てまり(池内淳子)の夢は、得意の味噌汁を売りにした店を出すこと。お座敷の客・桐谷(佐藤英夫)との不貞がばれて、その妻が家に乗り込んでくるが、口論の末2人は打ちとけてしまう。石井のアイデアでバナナを食べながら化粧をした長山藍子や、芸者どうしの殴り合いシーンなど、強い女性たちの活躍は時をこえて痛快で美しい。
脚本:平岩弓枝 出演:池内淳子 山岡久乃 長山藍子



■「続・女と味噌汁」(デジタル修復版) (1965年9月12日放送) 
脚本、平岩弓枝。食を通してシスターフッドを描く傑作、第2弾
キッチンカーを出店するために教習所へ通うてまり(池内淳子)は、妻と別居中の弁護士・久保田(川崎敬三)と親しくなる。久保田の家を訪ねたてまりは、漬物が生き甲斐の久保田の母に気に入られてしまい、それを知った久保田の妻・やすこが乗り込んでくる…。
脚本:平岩弓枝 出演:池内淳子 長山藍子 山岡久乃



★本映画祭の企画・プロデュース佐井大紀監督最新作も上映
「石井ふく子 100歳~心のドラマの軌跡~」

御年100歳…世界最高齢の現役プロデューサー・演出家の原点と未来
世界最高齢の現役プロデューサーとして、今なお新作を生み出し続けている石井ふく子。その創作の原点や名作の秘話、そして現役として走り続けている「いま」について、2026年の言葉で語ったロングインタビューに、過去の貴重な映像も交え、石井ふく子の神髄に迫る。
監督:佐井大紀 撮影・編集:松岡佑一郎  






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