人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版
その人の名は、山野井泰史。2021年、登山界最高の栄誉といわれる、「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初受賞。ラインホルト・メスナーやヴォイテク・クルティカなどと並んでクライミングの歴史にその名を刻むこととなった登山家だ。本作は、世界の巨壁に《単独・無酸素・未踏ルート》で挑み続けた彼の足跡を、貴重な未公開ソロ登攀映像や生涯のパートナーである妻・妙子への取材、関係者の証言などとともに振り返る《渾身》のドキュメンタリー。ナレーションは、今回初めて“語り手”としてドキュメンタリー映画に参加する岡田准一。監督は自らもヒマラヤ登山経験のあるジャーナリスト・武石浩明。長期に渡る取材を通して《極限の人》の実像に迫る、唯一無二の作品を作り上げた。
監督:武石 浩明
1967年4月19日生まれ。千葉県出身。91年、TBS入社。報道局社会部で警視庁記者クラブ、司法記者クラブキャップ、デスク、社会部長を歴任。夕方のニュース番組では「ニュースの森」特集担当ディレクター、「イブニングファイブ」デスク、「Nスタ」チーフプロデューサー、朝の情報番組「モーニング Eye」ディレクター、「みのもんたの朝スバッ!」チーフプロデューサー、特別番組「報道の日2021」総合プロデューサーなどを担当。第1回TBSドキュメンタリー映画祭で「GReeeeN 初告白~東日本大震災から5年 HIDEが語ったこと~」を初監督。TBSテレビ報道局次長、解説・専門記者室長を歴任。登山では、中国のチョモロンゾ7816mを未踏ルートから初登頂などヒマラヤ登山を複数経験。母校の立教大学山岳部監督も務めている。趣味はトレイルラン、野菜作りなど。