シーナ＆ロケッツ
鮎川誠〜ロックと家族の絆〜
「生活とロックはイコールという世界に、シーナが引き込んでくれたんだと思う」。そう語られるの本作は、家族との穏やかな日常を大切にしながらロックに生涯を捧げた鮎川誠の、胸を打つドキュメンタリーだ。23年春に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された「シーナ＆ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」をもとに、所縁ある人物へのインタビュー映像や秘蔵の未公開映像を加えて再編集。笑顔でロックを続けた日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と、最後までステージに立ち続けたいという情熱、そして生涯見続けた夢とは――。
監督：寺井到（RKB毎日放送）
1971年4月23日生まれ、北九州市出身。1995年 RKB毎日放送入社、テレビ制作部を振り出しに東 京営業部や営業推進部を経験、2000年に音楽番組 「チャートバスターズ!」を立ち上げる。2013年 から再びテレビ制作部に戻り2019年閉館する成人映画館の人間模様を追ったムーブ「さよなら前田有楽」でギャラクシー月間賞受賞。近作は出身地北 九州からかつて数万人が千葉に移住した「民族大移動」を追った「もうひとつの八幡製鉄所」や井上陽水・南こうせつ・海援隊の40年前のライブ映像全長版を発掘し関係者インタビューで振り返る「よみがえる九州ニューミュージックフェスティバル」など。2015年妻のシーナをガンで失った鮎川誠のインタビューを若松で行ったものが西日本新聞から 「シーナの夢」として書籍化(栗田善太郎・松本康と の共著)されている。