3月15日(土) 2日目!『渡邊雄太~傷だらけの挑戦者~』舞台挨拶レポート
3月15日(土)に2日目『渡邊雄太~傷だらけの挑戦者~』の舞台挨拶を実施いたしました!本作の、久米和也監督、そして本作出演の渡邊雄太選手がシーズン真っ只中、劇場に駆けつけてくれました!
MCより今回の舞台挨拶回が即完だったことを伝えられると渡邊選手ははにかんだ笑顔を見せ、会場からも大きな拍手が起こった。
映画の感想を聞かれた渡邊選手は「久米さんがずっと取材をしてくださって、映画を見させていただきましたが、本当に素晴らしい内容だったと思いました。」と完成した映画に満足しつつ、久米監督に感謝を伝えると会場からも納得の大拍手。
最初にこの密着取材の話が来た時の心境を聞かれると渡邊選手は「最初は、あんまりよく知らないまま取材を受けてて、「情熱大陸」だけだと思った。最近になって映画になると聞いてびっくりしました(笑)」と監督に映画化を知らされていなかったと伝える場面も。
すかさず久米監督は「NBA に入るときからずっと取材をさせてもらっていたので、どこからが何のための取材で撮影させてもらっていたか…」と言い訳をする場面でも、渡邊選手は笑顔を見せ、7年の付き合いの中でお二人の信頼関係が垣間見えました。
さらに、なぜ久米監督の取材を受けたのかを聞かれると渡邊選手は「(久米が取材担当になって)僕がグリズリーズ2年目の開幕前、同時期に八村塁選手も NBA が決まって、その時マスコミの人がみんなロサンゼルスに行ってしまったんですが、久米さんはメンフィスにきてくれて、この人についていこうと思った。」と明かしました。
また久米監督が渡邊選手を密着していて気付いたことについて、「意外と入場の所で、(選手たちは)裏側でバタバタなんだな」と話すと MC から映画の中で描かれている試合直前の歯磨きするシーンを聞かれた渡邊選手は、「試合前のミーティングの前に必ずバナナを食べるんです。そのバナナを食べたまま試合に出ていくのは嫌なので、ミーティングが終わった後のあのタイミングでしか歯磨きできないんで、しょうがないんです。」とルーティンを明かし、今でも「コーチのミーティングが長くなればなるほど、僕の歯磨きの時間が短くなるんです(笑)」と笑いを誘っていました。
映画の中で渡邊選手のご両親もインタビューを受けており、もうご両親がこの映画を見たかと問われ「いや、まだ見てないです。」とあえて見せてないことを明かすとMCから、もしご覧になったらなんと言いそうでしょうか?と尋ねられ、「父親からはお前でいいのか?と言ってきそう。母は自分が泣いてるシーンを見て泣くんじゃないでしょうか?」と照れ笑いを見せていました。
また、八村選手について渡邊選手自ら記者会見を開いたことを改めて聞かれると「トム(・ホーバス日本代表監督)も塁も、変な見られ方をするのは嫌だった。他人事ではすまなかったので、言っておきたかった。」と日本バスケ界の今後のこと、監督の想い、八村選手の想いのそれぞれの想いについて誤解を世間に与えたくないという強い信念が伝わりました。
最後のメッセージとして渡邊選手から「ジェッツのチームはやっと自分たちらしさというのをコート上で出せるくらいになってきた。あと20試合なので、1試合も落とせなくなってきた。」と今後の試合に向けた抱負と共に「僕含めて選手が頑張れるのは、皆さんの応援があってのこと。僕のことも、千葉ジェッツのことも応援していただけたら。」とコメント。
久米監督は渡邊選手の挑戦する姿を見て「今日より明日。明日より明後日という風に、僕も成長していきたい」と思えるようになったのは渡邊選手のおかげだと言い、今後の取材については「(渡邊選手)まだ、千葉ジェッツに来て1年目。第2章はこれから。日本代表としてもまだまだ活躍していただきたい。この映画祭が終わっても、渡辺雄太の戦いは終わってないので、引き続きぜひ応援して欲しい。」と観客へメッセージを送っていました。
〈『渡邊雄太~傷だらけの挑戦者~』上映スケジュール〉
https://tbs-docs.com/2025/title/02.html
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